取り寄せ不可
◆第一句集シリーズ/II
ドアノブのつめたさに秋来てをりぬ
俳句らしさとは何かを素早く理解する人がいる。瑞穂さんもそのひとりだ。
(序・片山由美子)
◆自選十句
十六夜の地球儀にある砂漠かな
若葉風窓開けて言ふさやうなら
産み終へしあとの微熱や夏の雨
星涼し最終便に灯のともり
大根煮る人妻に恋なかりけり
鉛筆を置けば木の音桜咲く
海遠くなればはづしてサングラス
手鏡は水の明るさ桜桃忌
便箋は言葉を待てり夏ともし
寒き夜の抱き寄せて聴く子の鼓動
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