日本庭園のひみつ 見かた・楽しみかたがわかる本

日本庭園のひみつ 見かた・楽しみかたがわかる本

取り寄せ不可

出版社
メイツユニバーサルコンテンツ
著者名
宮元健次
価格
1,892円(本体1,720円+税)
発行年月
2020年9月
判型
A5
ISBN
9784780423815

★ 鑑賞にやくだつ
全国 日本庭園MAPつき!

★ 鑑賞のポイントから
歴史に欠かせない重要人物まで。
豊富な写真と解説で、
奥深い庭園の世界にご案内します。

★ 野原の小川を示す「遣水」、
あの世への思いを託した「中島」、
結界の役割を持つ「橋」…
構成要素で見る鑑賞のポイント。

★ 枯山水、書院造、茶室と露地…
時代で見る鑑賞のポイント


◆◇◆ 著者からのコメント ◆◇◆

「庭」とは、古くは祭祀や儀式を行うための
神聖な場所をさしたといわれます。
日本の政治はおもに天皇を中心とする朝廷によって
行われてきましたが、
まさに朝廷の「廷」は庭に由来するのです。
早朝、白砂を敷いて浄化された庭に皇族が集まり、
儀式を行ったことがその語源とされます。

いっぽう日本各地で発掘される「環状遺跡」と呼ばれる
巨石を円状に並べた古代の遺構がありますが、
これらは古来、神が宿ると信じられてきた巨石(磐座)を中心に
古代人が祭祀を行った場所で「にわ」と
呼ばれていました。

京都のルーツ・平安京が開かれると、
皇居である大内裏に接して日本最古の
寝殿造り系庭園である神泉苑が作られますが、
この庭も儀式のための神聖な場所でした。

庭とはただ単に自然を楽しみ癒される対象というよりも、
むしろ日本人の精神の発祥に関わる
神聖な存在であることが垣間見えるのです。

本書は、従来の庭園のガイドブックに数多く見られるような、
その造形的魅力の解説に加え、
さらにこうした庭園の本質的な意味について、
平易な文章でまとめたものです。

これまでの庭園の解釈に加え、
新たな視点をもって庭に対峙した時、
そこにさらなる魅力を感じていただければ、
本書のもくろみははたされたことになります。

宮元 健次


◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆

☆ 第一章
時代ごとに見る日本庭園鑑賞のポイント
* 時代ごとに見る庭園形式
・ 浄土式庭園の特徴を見る
・ 寝殿造り系庭園の特徴を見る
・ 枯山水庭園の特徴を見る
・・・など全9項目13ポイント
* 時代ごとに見る作庭家
・・・全2ポイント

☆ 第二章
構成要素から見る日本庭園鑑賞のポイント
* 庭園を構成する要素を見る
・ 自然風景式庭園
・ 水
・ 石
・・・など全5項目28ポイント
* 茶室の露地を見る
・ 茶室の露地
・・・全1項目8ポイント

☆ 第三章
庭園鑑賞の基本をおさえる
・・・全4ポイント

【Column】
* 重森三玲の作品に触

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