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著者は新興住宅地である千葉県習志野市立秋津小学校の校長として、1997年から学校を地域の人たちに開放し、学校生活のなかでともに活動することを取り入れ、「コミュニティ・スクール」(学校運営協議会制度)の先駆けとなった。本書では、秋津小を始め、条件の違う3校での実践をもとに、学校と地域の間でどのような行き違いが起こりうるか、それをいかに乗りこえるかを示す。また千葉県教員退職後、島根県海士町と宮城県女川町に招かれて、教育行政に携わった経験から、学校を軸にした生涯学習と地域づくりについても提言する。
●推薦文
豊富な体験をとおした具体的なヒントに満ちた本
子どもたちと共に大人も育ち合い、地域も元気になる。
学校と地域の協働をひらく深い対話、地域の魅力と知恵や工夫……
これからの学校づくりの可能性が示唆されている。
佐藤一子(東京大学名誉教授/社会教育学)
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