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神が善であり全能であるなら、なぜ神は悪を許しているのか?
苦難の問題を聖書はどのように描くのか? アウグスティヌスやトマス、カルヴァン、バルトは神義論の問題にどのように答えようとしたのか? 古代から現代までの神義論の主要なモデルとモチーフを紹介。苦難の問題を考える道筋を学ぶ最良の手引き。自然災害や病など、不条理な経験を重ねる今だからこそ読みたい一冊!
「神義論は、現実から切り離された知的な密閉空間で論じられるべきものではありません。頭でっかちな視野の狭さは、神義論の研究を無意味なものにしてしまいます。神学は、生き生きとした、活動的な、敬意にあふれた学際的な対話を促進し、また歓迎すべきです。しかし神学がこうした対話を実現するには、その前に神学が神学自身の声、それも一つではなく、いくつもの声を見出さなければなりません」(本文より)
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