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著者が注目するのは、大逆事件で幸徳秋水らとともに死刑判決をうけた真宗大谷派僧侶・高木顕明の親鸞思想解釈である。非戦を唱え、自らが人々を済度する主体となるという顕明の解釈は親鸞思想に沿っているのか。
親鸞思想の重要な要素である「往還二回向」「仏身論」について、戦争協力に積極的であった真宗近代教学ではなく、江戸時代の伝統教学の大家・香月院深励の講義録『註論講苑』に沿いながら、その解釈の歴史を詳解し、顕明の非戦と済度の解釈が親鸞思想に沿ったものであることを明らかにする、著者渾身の浄土論。
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