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夏井いつきの第二句集、装いを改め、復刊。
40代の句、400句を収録。
この十年は、師から学んできたことを自分なりにどう昇華していけばよいか、考え続けてきた年月だった。憧れに縋りついているだけでは不甲斐ない弟子で終わってしまう。そんな己のひそやかな決意を師の前に差し出す400句。今回の句集はそんな緊張感に満ちた一冊でもある。
つながれぬ手は垂れ末黒野の太陽 いつき
さまざまな出会いの中で紡ぎ出される俳句もあれば、俳句から生まれる出会いもあるのだと知った。人や花や草や鳥や風や雲やさまざまなものたちとの出会いが、私の中でどんな言葉として結球していくか。これから始まる50代もたっぷり楽しみたいと思う。
(「あとがき」より一部抜粋)
【目次】
梟
愛国
寓話
口火
百年
あとがき
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