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「神様から息子は授からなかったけれど、君はぼくの息子だ」
孤独なオペラ王と若きアシスタントの心あたたまる物語。
「ぼくのために働かないか」
ペルーの5つ星ホテルで働く青年ティノ。
それまでオペラを聴いたこともなかったホテルボーイに声をかけたのは、
世界一のテノール歌手だった──。
何十個ものスーツケースに詰め込んだ
タキシードとアロハシャツと食料と調理器具、
プライベートジェットでめぐる世界ツアー、
熱狂する聴衆と国家元首も参加するガラ・ディナー、
豪邸と別荘、花火まで打ち上げるパーティ、
度重なる手術と再起への飽くなき願望……。
「神に祝福された声」をもつ不世出の歌手ルチアーノ・パヴァロッティ(1935?2007)。
若くから数多くの伝説を生んだオペラの舞台に飽き足らず、
プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスとの「三大テノール」公演、
ライザ・ミネリ、ボノ、エリック・クラプトンらポップスターたちとの共演でスタジアムを埋め尽くす聴衆を熱狂させ、
巨大なショービジネスの頂点に君臨した彼は、
晩年、深い孤独、醜聞に飢えたマスメディアの攻撃、そして絶え間ない身体の不調に苦しみながら、
ファンを喜ばせること、ファンに音楽の素晴らしさを伝えることに生命を燃やした。
「ファンこそぼくの人生の一部なんだ。もしいなくなったら心配になるじゃないか」
本書は、パヴァロッティが亡くなるまでの13年間、
もっとも信頼し、そば近くに置いて心を通わせた「最後のアシスタント」による回想録。
?剌としてみずみずしいユーモアあふれる文体から、素顔のパヴァロッティの人間的魅力が伝わってくる。
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