自転しながら公転する

自転しながら公転する

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出版社
新潮社
著者名
山本文緒
価格
1,980円(本体1,800円+税)
発行年月
2020年9月
判型
B6変
ISBN
9784103080121

結婚、仕事、親の介護、全部やらなきゃダメですか? 答えのない問いを生きる私たちのための傑作長篇。東京のアパレルで働いていた都は母親の看病のため茨城の実家に戻り、アウトレットのショップで店員として働き始めるが、職場ではセクハラなど問題続出、実家では両親共に体調を崩してしまい……。恋愛、家族の世話、そのうえ仕事もがんばるなんて、そんなこと無理! ぐるぐる思い惑う都の人生の選択から目が離せない、共感度100%小説。

商品レビュー

評価
★★★☆☆
公開日
2021年8月9日

『結婚、仕事、親の介護、全部やらなきゃダメですか?』

◾️【自転しながら公転する(著者:山本文緒)】
2020年9月25日出版

○トータルおすすめ度 4☆☆☆☆★
○大学生のおすすめ度 3☆☆☆★★

・約480ページ
・使用時間:7時間
・自分の本書のペース:12ページ/10分

①おすすめ度(全体&大学生)と
②読むのにページあたりどれくらいかかったか
 読書ペースを載せてみます(自分遅めです(*´∇`*))
 少しでも参考になりましたら。

●紹介本文
 またミーハーに本屋大賞ノミネート作を^_^

帯の『結婚、仕事、親の介護、全部やらなきゃダメですか?』が良いですね。

 『やらなきゃいけない(と言われる)事』が増えて、世代間の価値観差も広がり
『普通』って何?と多くの人が悩める、まさにこの時代の作品

 主人公・与野都(32)は、東京でアパレル店長まで勤めたけれど、挫折や親の介護などあり今は茨城県の実家暮らし、アウトレットアパレルの契約社員
 
 彼氏が出来るのだが、彼は元ヤンで、中卒で、お金の使い方が無計画で、ボランティアに参加したり人間としては良い人間なのだが、結婚を考えると、、
価値観の違いが色々な所で噴出する

 介護が必要になった都の母親目線で書かれるパートもあり、目線の違い、価値観の違いはこちらでも

 たまに入る、女友だちからの
『それは、あんたが間違ってるんじゃないの』トークも、主人公目線に埋没しそうなタイミングで、別目線を与えてくれる

 悩みながら、正解なんてあるの?と言いながら
この物語の結末はどんな形を描くのか
 ラスト5行がうまく言い表してて好き。


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