今日、わが国では新生児聴覚スクリーニング検査の普及により、0歳台で聴覚障害が発見され、発達の最早期から支援を要する子どもが増加しています。
本テキストはこうした昨今の社会的動向をふまえ、主に児童発達支援の初任者(保育士、児童発達支援員、臨床発達心理士、言語聴覚士、視能訓練士等)を対象に、聴覚障がい児および盲ろう(視覚聴覚二重障害)児の早期発達支援に必要な知識を、2冊のテキストの学習を通して、段階的に学習できるよう構成されています。
本実践編の大きい特色として、当事者とその家族の参加と協力を得て、支援現場の熟練した支援実践者ならびに医療・福祉・教育・心理の各分野の研究者との協働により、当事者の生涯発達と生育後の社会参加を見据えて取りまとめがなされている点が挙げられます。
さらにテキストだけではわかりにくい検査法の実際や、当事者と家族の様子について、テキストに添付されたDVDの視聴を通して、個々に学習を深めることが出来るよう工夫されています。
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