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季節、いつだっけ。ふとわからなくなる。誰かが一人だけいなくなってしまうことについてかんがえていて、僕らは生協でかったパンをかじりながら図書館のまえのオブジェに腰掛けている。
(「片足」)
「罪悪感があれやこれやの顔をしてバッくれる。時限付きの間諜がしんだ。無味のそのひと抗体を求め、わたしはQそのものになった」(「悪意Q47」)。
捉えどころのない存在に晒される私たち。その悪意の輪郭は?めない―。独自の世界を切り拓く、2年ぶり第3詩集。装幀=奥定泰之、装画=浦上和久
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