ココロ屋つむぎのなやみ

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ココロ屋つむぎのなやみ

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出版社
文研出版
著者名
梨屋アリエ , 菅野由貴子
価格
1,540円(本体1,400円+税)
発行年月
2020年9月
判型
A5
ISBN
9784580824447

クラスのちかこに意地悪された。負けたくない。ココロを入れかえたい! すると、ひろきくんが話していた「ココロ屋」がやってきた。わたしは、自分のココロを「意地悪なココロ」に入れかえてもらった。さっそく、ちかこに意地悪をした。とても気持ちいい。いくらでも意地悪できそうだ。クラスの子、お母さん、妹にまで意地悪してしまった。もういやだ。
ココロ屋で「ダメなココロ」に入れかえてもらった。何にもすることができないので、ダメな「ダメなココロ」みたいだ。何にも考えたくない。
つぎにココロ屋で「空っぽなココロ」に入れかえてもらった。何にも考えなくてもいい。
でも、ココロは空っぽではいられない。小さなタネが「空っぽなココロ」で育ってきた。ナヤミノタネという種類だった。
ココロ屋に元の自分のココロと入れかえてもらい、考えた。ちかこから意地悪されたように感じただけかもしれない。人によって感じ方は違うんだ。でも、意地悪されるのはいやだ。なやみは解決できない。しかし、そうやってココロは成長していくのかもしれない。
2012年度青少年読書感想文全国コンクール課題図書「ココロ屋」の第2弾。

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