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〈ベルリン〉三部作、完結!
*全巻構成*
◇ ベルリン1919 赤い水兵(上・下)
第一次世界大戦が終わり、皇帝はいなくなった。新しい時代を夢見た人びとは、よりよい明日を求めて戦うが……。1918年から1919年にかけての冬、ベルリンの貧しい地区で育った少年ヘレは、失敗に終わった革命を目撃する。20世紀前半のベルリンを舞台に、激動の時代の転換期を労働者一家の目線でとらえた傑作「ベルリン3部作」、第1部。
◇ ベルリン1933 壁を背にして(上・下)
1932年、夏。世界恐慌のあおりでベルリンの街にも失業者があふれるなか、「よりよき未来」を約束するナチは急速に勢力を拡大していた。ヘレの弟ハンスは、悩みながらも社会に足を踏み入れていくが、やがて否応なく不穏な時代の流れに巻き込まれ……。ヒトラー政権奪取までのわずか数か月を、15歳の視点で描く第2部。
◇ ベルリン1945 はじめての春(上・下)
繰り返される空襲とその後の市街戦により、街は容赦なく破壊された。生き残った人びとは新しい生き方を模索するが、長く続いたナチの支配と戦争は、街にも人の心にも深い傷を残しており……。ドイツの敗戦とその後の混乱を、ナチ体制下で育った少女エンネの目線でつづり、それぞれの人生の変転を描く。大河群像劇完結編。
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