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事業の先行きへの不安や、後継者不在問題を抱える中小企業の事業承継が社会問題となっていますが、近年では、会計事務所や税理士事務所においても、所長の高齢化が進み、事務所の事業承継に苦慮するケースが見られます。
ただ、会計事務所や税理士事務所の場合、後継者候補の方がいらして経営者としての資質があったとしても、その方が税理士等の資格を有していなければ、事業を承継することはできません。
そのため、最近では、会計事務所や税理士事務所においても、M&Aを検討するケースが増えてきています。
本書は、会計事務所や税理士事務所の事業承継・M&Aにおいて、押さえておくべき手続きと留意点、M&Aの実務、M&Aを活かすための仕組みづくりなどについて解説しています。
M&Aに伴う課税上の取扱い、従業員や顧問先への説明、M&A後の所長税理士の関与方法など、会計事務所や税理士事務所のM&Aにかかる特有の問題点や課題についても、わかりやすく説明しています。
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