きっと瑠璃色

第一句集シリーズ

きっと瑠璃色

取り寄せ不可

出版社
ふらんす堂
著者名
大池美木
価格
1,870円(本体1,700円+税)
発行年月
2020年9月
判型
A5
ISBN
9784781412993

◆第一句集シリーズ/II



手も足もばらばらになり蝶の昼



ここには身体感覚の冴えがある。蝶々が乱れ飛ぶ真昼は「手も足もばらばらにな」るとの感覚は、まさしく現代の不安感そのもの。現代を生きる私たちの避け得ない不安。その不安感を身体感覚で捉えた一句と言えよう。ここには生来の感性が働いている。

(序・塩野谷仁)



◆自選十句

きっと瑠璃色香水に色あらば

都忘れ君はどこ私はここよ

はつ夏に椅子を置くだけで孤独

コンビニの前に一枚の白夜

恋文を売る屋台あり天の川

マーガレット仮面はみんな哀しい眼

何という霧だ狼が口開く

かなかなやひとりの旅のきらきらす

港からずっと坂道パリー祭

露草のうしろに六さいのわたし

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top