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『金匱要略』(きんきようりゃく)は3世紀初めに書かれた『傷寒論』(しょうかんろん)に並ぶ、まさに漢方医学のバイブルといえる書物。漢方薬を用いる全ての医療者は避けて通ることはできない。
現代の医療現場や薬局、ドラッグストアなどでも『金匱要略』にもとづいた漢方薬が多数使われている。
そして遂に、大好評『文庫・傷寒論』の姉妹編として、金匱要略を文庫化!
ポケットやバッグに入れて、いつでも金匱要略を持ち歩ける!
金匱要略の学習や暗記のために、金匱要略の全ての原文の書き下し文と、熟練の編著者・森由雄による簡潔な〔注〕により構成。
〈編著者序文より〉
漢方入門の頃、大塚敬節先生の『金匱要略講話』を学習しながら、小さな手帳に金匱要略の条文を書き写すことが、私の勉強法であった。漢方初学者のために、本書を書いたのであるが、自らの手を使って書き写すことは学習により効果的であると思われる。特に、薬方のある条文を重点的に学習すると良いであろう。
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