特集:版画クロニクル2000ー2020
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巻頭特集:版画クロニクル2000-2020
日本の版画は戦後、斎藤清や棟方志功といった人気作家の登場もあって海外の注目を浴び、多くの作家が国際展で受賞を重ねました。「日本は版画大国である」という認識は、この戦後から1970~80年代にかけての、版画隆盛期に培われたものです。この頃は、版画家だけではなく、あらゆる芸術家が熱心に版画に取り組んだ時代でもありました。
当時は版画こそが、「日本画」や「油絵」といった分類にとらわれず、「シルクスクリーン」や「コンピュータグラフィックス」などの最新の技術を、いち早く柔軟に制作に取り入れることのできたジャンルだったのです。しかし2000年以後は、ますますのデジタル技術の発展によって、美術に設けられていた様々なジャンルの垣根が取り払われつつあります。
本特集は、だからこそ今あえて「版画」に注目します。版画のもつ柔軟性によって、どのような新しい作品が生み出されたのか? あるいは、オーソドックスな技術を用いながらも、「2020年の今」にアップデートされた作品が生み出されたか? 2000年から2020年の間に制作された、数多の作品の中から編集部で選んだ60点を通して、「この20年の版画」を振り返ります。
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