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多くの神学生を牧会・教育の働きの場に送り出してきた著者による、聖書神学、教会教育、キリスト教学校教育、教育者養成、人間形成など多岐にわたる視点からキリスト教教育学を論じた集大成。
【目次】
推薦のことば―序文に代えて(芳賀力)
第Ⅰ章 聖書神学の視点
1節 教師イエスと共同体の形成─新約聖書における教育の一考察
2節 イエス伝承と教会教育
3節 ヘブライ書12章4─11節の〈主のパイデイア〉概念について
第Ⅱ章 教会教育の視点
1節 教会教育学の出現とその特性
2節 教会における児童礼拝とその説教
3節 受洗志願者教育の意義
4節 洗礼・堅信を巡る教会教育─歴史的考察
5節 洗礼・堅信を巡る教会教育─実践神学的考察
第Ⅲ章 神学諸分野の視点
1節 シュライエルマッハーにおける宗教教育の根本思想
─ルターとの対比において
2節 創造論における自然神学の再考─宗教教育学的展開
3節 歴史の中に働く神─個人史的視点から
4節 ルターにおける教会とこの世への責任的地平
第Ⅳ章 神学教育の視点
1節 伝道者養成の視点から見たキリスト教教育者養成
2節 神学教育におけるキリスト教教育
第Ⅴ章 キリスト教教育学の視点
1節 二十世紀キリスト教教育学の経緯と今日の動向
─ドイツ神学の脈絡において
2節 多宗教社会におけるキリスト教教育学の課題
3節 今日の「象徴」教授法
─ティリッヒの「宗教的象徴」を手がかりに
4節 今日の「家族」に対するキリスト教教育学的一考察
5節 福音による変革と形成─宗教教育学的考察
第Ⅵ章 信仰と教育の視点
1節 信仰と教育─歴史的・キリスト教教育学的一考察
2節 信仰継承の意味と諸相
第Ⅶ章 人間形成の視点─「神の像」概念から
1節 「神の像」としての人間理解に基づく教育的展開
─モルトマンの創造論より
2節 「神の像」としての人間の形成の問題
─ブルンナーとバルトの神学的人間論より
3節 「神の像」としての人間の形成
─組織神学者との対論(自己同一性・人格・自由を巡って)
4節 キリスト教的人間形成と教育
第Ⅷ章 モラル教育の視点
1節 モラル崩壊に直面する幼・小・青年への宗教倫理の教育
2節 宗教・道徳の教育と神学的省察
3節 韓国の戦後史における道徳教育・宗教教育の過去と現在
第Ⅸ章 キリスト教学校の視点
1節 学生・生徒たちの中のクリスチャン教師像
─教師論について
2節 告知としての聖書科授業─教育における伝道の可能性
3節 キャンパス・ミニストリーと担い手
第Ⅹ章 社会・民族・国家の視点
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