起点としての80年代

起点としての80年代

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出版社
マイブックサービス
著者名
金沢21世紀美術館 , 高松市美術館 , 静岡市美術館
価格
3,575円(本体3,250円+税)
発行年月
2018年7月
判型
A4変
ISBN
9784907490126

金沢21世紀美術館、高松市美術館、静岡市美術館による共同企画展「起点としての80年代」のカタログ。



出品作家は、石原友明、今村源、大竹伸朗、岡﨑乾二郎、川俣正、杉山知子、諏訪直樹、辰野登恵子、戸谷成雄、中原浩大、中村一美、日比野克彦、藤本由紀夫、舟越桂、松井智惠、宮島達男、森村泰昌、横尾忠則、吉澤美香。





[展覧会情報]



起点としての80年代



金沢21世紀美術館:2018年7月7日-2018年10月21日

高松市美術館:2018年11月3日-2018年12月16日

静岡市美術館:2019年1月5日-2019年3月24日



1970年代のコンセプチュアルでストイックな表現に対する反動から、80年代の日本では絵画や彫刻の復権が唱えられ、好調な経済状況を背景として、色彩豊かで伸び伸びとした筆遣いの「ニュー・ペインティング」などが広まりました。しかし、90年以降の美術は、むしろ「おたく」など80年代のサブカルチャーに影響を受けた表現が主流となります。そのため、それ以降、80年代の美術は参照されることが少なくなってしまいました。近年、「具体」や「もの派」など1970年代までの戦後日本美術に関する研究が国内外で急速に進んでいます。今こそ、70年代と90年代のはざまにある80年代の日本美術について深く見つめる時期に来ていると言えます。約30年を経た今日から振り返ると、80年代は、今日の美術において重要なインスタレーションという形式、作品制作への参加や社会との関係への意識、オルタナティブ・スペース、 メディア・アート、「美術」という制度を相対化する視点、日常性や軽やかさを大切にする感性などが新たに生まれた、充実した時代であったことがわかります。本展では今日の視点から80年代の日本の美術を見詰め直し、「起点」となる作品を紹介します。(展覧会チラシより転載)

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