サッカー批評原論

サッカー批評原論

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出版社
コトニ社
著者名
今福龍太
価格
2,090円(本体1,900円+税)
発行年月
2020年9月
判型
B6変
ISBN
9784910108032

政治・経済・テクノロジーの激流にのみこまれ自閉した「スポーツ」を救済する、闘争的・情熱的スポーツ文化批評



ゲームの刹那への愛が、厳格な批評と並び立つ。

遊戯的なサッカーの未踏の領野へ、不可視の祝祭のスタジアムへ!



スポーツをめぐる現実的な問題に触れながら、サッカーそしてスポーツを真に愛し、体験するための9つの原論――起源・伝播・儀礼・本能・陶酔・戦術・遊戯・時間・ファンダム――を展開。その〈理念〉と〈美学〉と〈遊び心〉を語る!

【目次】

まえがき



前半

 0 序論 「サッカー批評」とは世界批評である

 1 起源論 身体のアルカイックな分節

 2 伝播論 身体帝国主義の流れに抗して

 3 儀礼論 サッカーをいかに「想像」するか

 4 本能論 遊戯の消息、筋肉の機微

 5 陶酔論 ドーピングの淵から



ハーフタイム



後半

 6 陶酔論[続] 身体の自然を愛すること

 7 戦術論 互酬性のリズムに揺れながら

 8 遊戯論 カーニヴァル、賭博、あるいはブラジルのホモ・ルーデンス

 9 戦術論[続] サッカーにおける「第三のストラテジー」

 10 ファンダム論 フットボール民衆神学

 11 時間論 ピッチの上のニーチェ主義者



アディショナルタイム

 「サッカー」が終焉する残照のなかで

 フチボールの女神への帰依を誓うこと



夜の祝宴

 曲がった脚の天使たち



あとがき





*『ブラジルのホモ・ルーデンス』(月曜社)の目次・書籍構成を一新。本文を改訂し、新しい論考や写真・図版を多数加えた2020年完全版。

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