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国内総生産の1割を占める不動産業は、「開発・分譲」「流通」「賃貸」「管理」「証券化」の5つに分けられます。平均年収は銀行業界と肩を並べるランキング位置にあり、高収入をめざす労働者の就職・転職市場としても活況を呈する業界です。2020年まではオフィスビルの需要が高く都市部の再開発が続きますが、東京五輪(オリンピック)後の国内需要は大きく落ち込むことが予想され、デベロッパーは海外進出のための投資を惜しまずに進めています(開発事業)。賃貸ではリフォーム、リノベーションといった既存ストック物件の活用が注目を浴び、流通もセットで提案するビジネスモデルが増えています。本書は不動産事業の基本知識からビジネスモデル、最新のトピックに加え、流動的な人材市場である不動産業界の職場環境(9章)や必須スキルと資格(8章)など、就職転職に役立つ情報を提供します。
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