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今から100年前に起きたロシア革命によって生まれた「ソ連」という国はどういう国だったのか。この問いへの答えは一見したところ自明に見える。たしかにそれが行き詰まって終焉を迎えたという事実は否定しがたい重みをもっている。しかし、結論があまりにも自明であるために、具体的な歴史的経過の検証はかえっておざなりに片付けられているのではないか。かつて盛んだった親ソ・反ソ双方のイデオロギー論争は真に克服されたのではなく、単純に忘れ去られたのではないか。本書はそうしたイデオロギー論争を蒸し返すのではなく、「ソ連」という国を歴史的展望の中におき、その終焉過程を考察する。
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