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戦後の混乱期を日本と中国のはざまでたくましく生き抜いた著者の自伝的長編小説。
著者芹川維忠氏は、1944(昭和19)年、蘇州市で旧日本軍少将の父と中国人の母とのあいだに誕生。しかし、終戦により父は日本に帰国、芹川氏は母とともに上海、紹興で暮らした。戦後の混乱期、父親が敗戦国日本の軍人であったことから幾多の苦難を味わうが、親譲りの温和さとロマンチストぶりを発揮し、長じてからは中国の映画・舞台の世界で活躍した。
日中国交正常化後に日本国籍を取得。父の国で生きることになった芹川氏は、その生い立ちから人生の目的を「日中友好の架け橋となる」と思い定め、そのひとつが執筆活動だった。著書に、日中友好に尽力した著名な人物を描いた小説集『愛はどこから』(アーク出版・2019年)がある。
本書『夜半の鐘声』は激動の時代に翻弄されながらも、真摯に生きた人々の姿を描いた感動の物語であり、歴史の狭間を懸命に生き抜いた人々の貴重な記録ともいいえる。終戦75周年を機に刊行された記念出版。
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