ことばとスコープ

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出版社
研究社
著者名
五十嵐海理 , 内田聖二 , 八木克正 , 安井泉
価格
2,970円(本体2,700円+税)
発行年月
2020年8月
判型
A5
ISBN
9784327238087

否定表現への意味論的・語用論的アプローチ

否定の一般的概説から、any や yet など否定文で現れる否定極性項目、否定接辞の分析、否定表現の通時的・通言語的考察、さらには、否定と否認の関係まで、多様な英語の否定現象の世界を解き明かす。とかく抽象的な議論の多い否定表現研究だが、意味論的・語用論的なアプローチを重視し、「英文法を解き明かす」シリーズらしく、数多くの英語小説から用例をとっているところが魅力。

〈目次〉
第1章 否定の概説
 1.1 否定現象
 1.2 否定の分類と否定文
 1.3 否定辞の分類
 1.4 否定の多様性
 1.5 否定とその他の要素との関係
 1.6 まとめ

第2章 否定極性項目
 2.1 NPI の生起環境
 2.2 NPI の分類
 2.3 統語論的分析
 2.4 意味論的・語用論的分析
 2.5 「拡張」と「強化」
 2.6 尺度:NPI の語彙意味論
 2.7 まとめ

第3章 否定接辞
 3.1 否定接辞の意味:「反対関係」と「矛盾関係」
 3.2 接辞同士の比較
 3.3 un- のついた形容詞

第4章 否定のサイクル
 4.1 「否定のサイクル」とは何か
 4.2 英語の否定のサイクル
 4.3 タブー語:多重否定から単独の否定表現へ

第5章 否定と否認
 5.1 否定 (negation) と否認 (denial)
 5.2 否定辞によらない否定
 5.3 イディオムによる否認
 5.4 二重否定、比較の否定、If 条件文:否定辞があっても肯定になるもの
 5.5 否定と否認の関係
 5.6 否認と「否定の有標性」

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