「ぞめき」の時空間と如来教

「ぞめき」の時空間と如来教

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出版社
法蔵館
著者名
石原和
価格
4,950円(本体4,500円+税)
発行年月
2020年7月
判型
A5
ISBN
9784831862648

一八〇〇年前後、日本宗教史上の大転換が起こった。名古屋城下は、群衆が開帳に狂乱して向かい信仰に熱狂する「ぞめき(騒き)」のただ中にあった。民衆宗教の先掛けとされる如来教は、こうした時空間に登場したのである。名古屋の人びとの宗教への向かい方に注目し、「身体」から「心」へと質的転回をした救済論について、如来教、真宗、民間信仰の枠を超えて明らかにする。

【目次】
第一部 一八〇〇年前後の救済課題と如来教
第一章一八〇〇年前後における救済の動揺
――三業惑乱と如来教――
第二章名古屋城下の真宗異安心と如来教
――尾州五人男をめぐって――
第三章「渇仰の貴賤」と如来教
――作善実践に向き合う――

第二部 一八〇〇年前後名古屋の宗教環境と如来教世界の形成
第一章 如来教世界の形成過程と秋葉信仰
第二章 如来教説教の想像力としての近世親鸞伝
第三章 文政大地震と如来教

結章 本稿の成果と課題・展望

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