こどもと大人のてつがくじかん

犬てつ叢書

こどもと大人のてつがくじかん

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出版社
Landschaft
著者名
ミナタニアキ , 安本志帆 , 河野哲也 , 高橋綾 , 松川えり
価格
2,530円(本体2,300円+税)
発行年月
2020年7月
判型
A5
ISBN
9784910238005

“みんなのいる意味を感じるところ。 新しい世界に踏み出せる場所。”
(小5の参加者の声)

こどもと大人が一緒に対話し、紡いできたてつがくじかん。
愛知と岐阜の県境、悠々と流れる木曽川のほとりにある犬山で生まれた犬てつの、宝物のような三年間のドキュメント。

「犬てつ(犬山×こども×大人×てつがく×対話)」が活動をはじめたのは、てつがく対話がまだ一般にはほとんど知られていない2017年のこと。てつがく対話についてまったく知らないこどもと大人たちが、進行役に導かれながら手探りでの対話をはじめます。
多岐にわたるテーマで行われたてつがく対話のつぶさな記録では、問い、考え、聴かれ、問い返されるという繰り返しのなかで、大人もこどもも自分とは違う意見をもった他者や新たな自分を見出し、対話の楽しさや深さ、難しさに目覚めていく様子が浮彫りになっています。

わたしたちは他者と対話し、協働する術をあまりにも学んできませんでした。
犬てつでは、言葉がいまだ不十分であるからこそ、身体的な感覚や想像力を鋭敏に研ぎ澄ませた「こども」という媒介者がいることで、大人だけの対話とはまた一味違う、本質的な対話がひらかれていきます。こどもと大人がたがいの意見に耳を澄まし、世界にいつもとは違うまなざしを向け、ともに考えることを通じて、自由や民主主義の本質を問うような対話も芽生えてきます。

犬てつでは思考の自由を獲得するため(それは往々にして不自由を発見することでもありますが)、思考に直接関係あるとされる言葉だけに限らない、「触る」「聴く」「見る」という身体性にフォーカスした対話も行ってきました。

さらに、「てつがくすること」をより広い視点から考えるため、第一線で活躍する四人の哲学プラクティショナーに、「てつがくするとはどういうことか?」についての論考を寄せていただきました。一人ひとりのなかにある小さな哲学の声を聞き取り、他者にとっての他者である自己をみつけ、自分の生きている基盤を問い直す。てつがくすることに真摯に向き合った、それぞれの「てつがくする」あり方が見えてきます。

哲学対話のノウハウ本とは一線を画する、てつがくすることの意味を一から問いなおす、これまでになかったような実践の書。てつがくすることの夢と希望がつまっています。

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犬てつ(犬山×こども×大人×てつがく×対話)は日常のなかで浮かび上がる問いについて、「てつがく対話」を通じてこどもと大人が一緒になって、じっくり考え対話する場です。愛知県犬山市を拠点に2017年より活動をはじめ、2018年に市民活動団体となりました。

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