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「戦争は悪」老記者、執念の回想
朝日新聞で政治部長などを務めた老記者が戦前と戦後の体験を綴った。メディアが「収益という足かせ」にとらわれて戦争に傾斜していった実情も率直に描いている。「戦争は悪」という信念に基づく執念の回想記である。
星浩(TBS系「NEWS23」アンカー、元朝日新聞特別編集委員)
敗戦後75年、日本がふたたび戦争へ向かわないための知恵と手だてが詰まった貴重な一冊。膨大な資料の数字が、戦争を知らない世代に語りかける。
戦時下に生まれ、戦後の貧窮のもとに育ち、しかし75年もの 平和を享受した者として、「戦争」というものを考え続けざるを得なかった。キナくさい現状なので、ということだけではない。むしろ、いちどは書いておくべきだ、と思い立った。「戦争」を考えるということは、一人ひとりが生存するうえでの「責任」なのだ、と思う。散漫ながら、多くの角度から綴ってみた。 (著者より)
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