取り寄せ不可
官能小説にはない「リアル」。
夕刊フジの人気連載から厳選収録。
吐息にまじったワインの香りが、私の欲望の火をさらに燃えたたせる。唇を重ねたまま、泰子を抱きあげて隣の部屋へ移動。ベッドの上にそっとおろした。均整のとれた肢体と真っ白な肌……。「あっ、ああ、あぁ……」舌先で転がしているうちに、少しずつ乳首がとがりはじめた。つづいて乳房の裾から下腹部へと、なめらかな肌に舌先をはわせてゆくと、観念したのか、私の舌の動きに泰子の肉体が応じはじめる――(「人妻の白い肌」より)
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