江戸川乱歩語辞典

江戸川乱歩語辞典

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出版社
誠文堂新光社
著者名
奈落一騎 , 荒俣宏
価格
1,760円(本体1,600円+税)
発行年月
2020年8月
判型
A5
ISBN
9784416520420

乱歩にまつわる言葉を辞典形式で紹介する新しい乱歩解説本

多くの作家から敬愛され、今も読者を魅了し続けている、日本の探偵小説の父・江戸川乱歩。

この本は、そんな乱歩にまつわる言葉をイラストとともに紹介する辞典です。
乱歩作品の登場人物や舞台、名セリフ、小道具などはもとより、映画、テレビドラマ、マンガ、アニメまで、乱歩本人とその周辺にまつわる「言葉」を500語以上、掲載しています。

人嫌いであると同時に社交的、なげやりなのに几帳面、恐縮しながら図々しい、驚くほど世間的な常識人でありながら反社会的なロマン主義者──。

そんな乱歩の多面性をさまざまなジャンルの「言葉」を通じて浮かび上がらせます。
永井秀樹氏による耽美なイラストも見所のひとつ。

綴じ込み付録には、乱歩を敬愛する著名人による「私が愛する乱歩作品ベスト3」を収録。

ディープな乱歩ファンから、子供の頃、乱歩作品に親しんでいた人、映画やドラマ化された作品が好きな人、近年の漫画やアニメを通じて知った若い人まで、乱歩に興味があるすべての人が楽しめる一冊です。

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「乱歩が小説を書きだした時期は、日本は「モダン」の時代だった。
モダンとは、単に新しい文明社会を指すのでなく、
正義と邪悪、醜と美、有産階級と無産階級が共存して
ゲームのように立場が変わる世の中をあらわす。
どっちも楽園と地獄の両面を持つ。今の日本もまさにそうだ。
コロナのことを考えれば、
夢の都会が一瞬で現実の地獄に様変わりする意味も分かると思う」
(荒俣宏「おわりに」より)

■「私が愛する乱歩作品ベスト3」回答協力
荒俣宏/赤木かん子/綾辻行人/有栖川有栖/江戸川乱歩記念館/神田伯山(神田松之丞改め)/肥沼和之(月に吠える)/小林泰三/斉藤詠一/佐藤寿保/塚本晋也/友清哲/西村京太郎/松本幸四郎/村井光男(ナナロク社)/八重野充弘/和嶋慎治(人間椅子)/戸川安宣/小学5年女子/永井秀樹etc

■収録用語(抜粋)
アウル団/赤い蠍/赤馬旅館/赤ん坊を食べた山猫の様に/悪魔の渦巻き/天知茂/生きるとは妥協すること/H・P・ラブクラフト/大友克洋/小山田静子/怪人二十面相/神なき人/筋肉少女帯/空気男/金田一耕助vs明智小五郎/黒蜥蜴/幻影の城/国家ごっこ/ゴム人形/佐野史郎/三角館/三人書房/少年愛/白蝙蝠団/青銅の魔人/Z曲馬団/胎内願望/駄文を売って稀覯本を集めるのだ/筒井康隆/鉄人Q/寺山修司/トリック映画論/ニコラ博士/人間椅子の実験/ネコ夫人とネコむすめ/ハートの5/花崎マユミ/バロン吉元/ビブリア古書堂の事件手帖/星新一/真崎守/増村保造/丸尾末広/三島由紀夫/水木蘭子/宮崎駿/美輪明宏/

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