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「おまえはおかあさんの恥でした」──両親の名も顔も知らず厳しい代母に育てられたエスターと、あまたの人を破滅させてなお継続する「ジャーンダイス訴訟」。この二つをつなぐ輪は何か? ミステリと社会小説を融合し、呪われた裁判に巻き込まれる人々を軸に、貴族から孤児まで、19世紀英国の全体を書ききったディケンズの代表作。(全4冊)
* 全巻構成 *
◇荒涼館 (一)
呪われた裁判「ジャーンダイス訴訟」に巻き込まれた人びとの数奇な運命、相次ぐ事件。一九世紀英国の全体像を描くディケンズの代表作。第1巻。
◇荒涼館 (二)
「ふしぎなことに、なにかがわたしのなかで息づきはじめました」──孤児の身から荒涼館の一員となり、世話好きな性格で誰からも頼られるエスター。彼女はなぜ見ず知らずの准男爵夫人の姿に衝撃を受けたのか。ロンドンでは、リチャードが終わりの見えない裁判に期待を寄せ、身元不明の代書人の死にまつわる捜査も広がりを見せる。
◇荒涼館 (三)
「ああ、いとしいわたしの子、ゆるしておくれ!」--生死の淵から生還したエスターを待ち構える衝撃の数々。鏡に映る変わりはてた容貌、「母」からの思いがけぬ告白、父のように慕うジャーンダイス氏の求婚……。一方、ロンドンではジャーンダイス訴訟に関わる人物が殺害される。逮捕されたのは誰か?
◇荒涼館 (四)
「荒涼館からどんどんひとがいなくなるね」──エイダとリチャードが去った屋敷を守るエスター。彼女を殺人事件捜査のため深夜連れ出すバケット警部。ジャーンダイス裁判も終末が近づき、二つの視点で交互に語られた物語はついに大団円となる。
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