特集:ワーグナーとユダヤ
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日本のワーグナー研究の最新動向を伝える年刊誌。
巻頭インタビューはドイツのテノール歌手ペーター・ザイフェルト。
特集ではワーグナーとユダヤの関係を多面的に論ずる。
『ワーグナーシュンポシオン』は、わが国におけるワーグナー研究の成果やワーグナー芸術にかんする多様な情報を発信する年刊誌。
「シュンポシオン」とは、古代ギリシャで酒を酌み交わしながら行われていた議論のことで、プラトンの対話篇『饗宴』の原題でもあります。
本誌を、ワーグナーについて真摯かつ自由闊達に語り合う場にしたいとの願いが、この誌名にこめられています。
本号では、まず巻頭インタビューにドイツのテノール歌手ペーター・ザイフェルト氏が登場。
オペラやワーグナーの音楽との出会い、タンホイザー、トリスタンなどの役の魅力やむずかしさ、自身のキャリアや共演した音楽家たちについてフランクに語ります。
特集は「ワーグナーとユダヤ」と題し、ワーグナー自身が執筆した問題論文「音楽におけるユダヤ」の抄訳と解題を掲載するほか、ユダヤ人作曲家メンデルスゾーンおよびシェーンベルクとワーグナーの関係、なぜ多くのユダヤ人がワグネリアンとなりうるのかという問題を論じます。
エッセイは前号に続き、オペラ演出家・菅尾友氏が寄稿。
その他バイロイト音楽祭や国内の上演報告、内外の文献紹介ほか最新情報も満載しています。
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