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近年ではテレビやスマートフォンにおける本格的な実用化が始まり、フラットディスプレイパネルの主流となりつつある有機ELについて、その研究開発の約40年に亘る歴史を系統的にまとめた一冊。
有機ELは、本来は絶縁体である有機物に電気を通す“有機半導体”を用いるという、エレクトロニクス技術のなかでは特異的な存在である。このたぐいまれな科学技術は、世界のどこで、いつ、誰が、いかなる動機で、研究開発を行ったのだろうか?
有機EL研究の黎明期から第一線で活躍してきた著者だからこそ語ることのできる内容が満載である。有機ELや有機半導体分野に携わる技術者や研究者,学生にぜひ活用していただきたい。
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