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1918年、インフルエンザウィルスがパンデミックを引き起こしました。
日本でも国民の半数がかかり、2年間のうちに約385,000人もの人が命を落としたのです。
亡くなった人の大半は、若く、健康な人たちでした。
本書はおよそ100年前のパンデミックの話ですが、急ごしらえの病院にずらっとベッドが並ぶなど、いままさにニュースで見ているものと同じ光景がそこにはありました。
100年前とは比べものにならないスピードで、人や物が行き来する現在、感染症のパンデミックについて、是非、子どもたちに知ってほしいとの思いから、緊急復刊致します。
パンデミックは、一度来たら終わりではありません。世代を超えて準備していかなければならないというメッセージを若いみなさんにこそ、受け取っていただきたいと思います。
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