どっちが殺す?

竹書房文庫

どっちが殺す?

出版社よりお取り寄せ(通常3日~20日で出荷)
※20日以内での商品確保が難しい場合、キャンセルさせて頂きます

出版社
竹書房
著者名
M・J.アーリッジ , 佐田千織
価格
1,430円(本体1,300円+税)
発行年月
2020年7月
判型
文庫
ISBN
9784801923393

監禁されたふたり
拳銃は一挺
銃弾は一発
相手を殺せば解放してあげる
――さあ、どっちが殺す?
恋人、同僚……ふたり組を狙った連続監禁事件が発生

ヒッチハイクをした大学生のカップルは、深い飛び込みプールの底で意識を取り戻す。
脱出は不可能だ。
そのときふたりのそばに置かれていた携帯が鳴り、犯人が告げる。
「銃がある。それには弾が一発入ってる。恋人かおまえ自身のための。それがおまえたちの自由の代償だ。生きるためには殺さなくてはならない」
ふたりは銃を見る。
恋人を殺す? ありえない。きっと誰かが助けにきてくれる――。
しかし、誰も来ない。食料はない。水もない。飢えと渇きと寒さが襲う。
体力が減る。会話も減る。銃を見る回数が増える。
ここから抜け出したい。日常に帰りたい。でも恋人を殺すことなんてできない。
本当に? 本当に相手もそう思っている……?

恋人を殺したという大学生を事情聴取した、サウサンプトン中央署のヘレン・グレース警部補は捜査を開始するが、これは始まりに過ぎなかった。
この後も同様の事件が次々に発生。
ふたり組が監禁され、弾が一発入った拳銃を与えられ、究極の選択を迫られる――。
ヘレンは次第にこの事件の異様さに気づく。
被害者たちに共通点は見当たらないし、
彼らを拉致したのはひとりの女らしいが目的がわからない。
極限状態の密室で、やさしさが、愛が、プライドが崩壊し、欲望が、憎しみが、狂気が増殖していく。
日本初登場作家がえぐり出す完璧な惨劇。

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top