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「香り」×「心理学」の力で世界が変わる
高級ホテルでいい香りをかいだら、いい気分になりませんか?
街中に漂う匂いから、昔の記憶がふっと呼び覚まされることはありませんか?
香りは人の情動に影響を与えます。
それは人間の五感の中で、嗅覚だけが、原始的な脳(大脳辺縁系)に
ダイレクトに伝わるからです。
香りには、記憶や自律神経に作用する力もあります。
本書は、1万人以上の臨床実績をもつプロカウンセラー(臨床心理士)が、
香りを使った豊富な心理療法の経験をもとに、
匂い・香りに「マインドフルネス」を応用して、
心の整え方や、仕事や人間関係の問題に
より良く対応するための技術を伝える本です。
例えば、アメリカで行われた実験によると、
甘い匂いのするクッキーショップの近くでは
人は親切な行動をとる傾向があるそうです。
このように「気分・認知・行動」は互いに関連します。
その瞬間、香りで「気分」を変えることができれば
目や耳に入るもの、感じ方、捉え方、つまり「認知」が変わり、
自然に自身の「行動」も変わってくるのです。
仕事や育児などで毎日お疲れの方、
イライラしている方、
物事をうまく進められない方、
もっと良い状態で仕事に取り組みたい方、
本書で、香りのパワーを知っていただき、うまく活用してみてください。
■著者:松尾 祥子
カウンセラー、公認心理師、臨床心理士、アロマセラピスト。
2008年CSPP/カリフォルニア臨床心理大学院臨床心理学修士修了。
SAFARI代表。心療内科でカウンセリングをしながら、企業や組織に
メンタリングや研修を提供し、EAPサービスを構築する。香りを用いて、
個人の心やウェルビーイングに寄り添い20年以上。米国西海岸の
実践を重視した統合的カウンセリングを学び、メンタルヘルスや
ウェルビーイングを活動の中心に据え、環境を重視したコミュニティ心理学の
立場から、持続可能な社会づくりの研究にも参加する。
■監修:東原 和成
東京大学 大学院農学生命科学研究科 教授
匂いやフェロモンの嗅覚分子神経科学を専門とし、動物の嗅覚コミュニケーションの
理解と食生活空間における香りの有効利用に向けた基礎・応
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