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コロナ後の都市のテーマは「衛生」ではなく「自由」である(「はじめに」より)
オリンピック・パラリンピックの祝祭モードから一転、自粛ムードに覆い尽くされた東京。
しかし、このピンチは、東京が変わるきっかけになるかもしれない。
キーワードは、「大きなハコ」から「小さな場所」へ。
国立競技場や高輪ゲートウェイ駅など、東京の最前線で幾多の「大きな」建築を手掛ける一方で、シェアハウス、トレーラーの移動店舗、木造バラックの再生など「小さな」プロジェクトに積極的に取り組んできた隈研吾が、未知の時代を生きる都市生活者の生き方、暮らし方に、新しい方向を指し示す。
既刊『新・都市論TOKYO』『新・ムラ論TOKYO』に続く対話篇シリーズの集大成!
【目次】
はじめに 隈研吾
第1章 なぜ東京は世界中心都市のチャンスを逃したか
第2章 シェア矢来町──私有というワナ
第3章 神楽坂「TRAILER」──流動する建築
第4章 吉祥寺「てっちゃん」──木造バラックの魅惑
第5章 池袋━━「ちょっとダサい」が最先端
終章 ずっと東京が好きだった
おわりに 清野由美
【著者プロフィール】
隈 研吾(くま けんご)
1954年生まれ。建築家。東京大学特別教授。
『ひとの住処』『建築家、走る』『点・線・面』など著書多数。
清野由美との共著に『新・都市論TOKYO』『新・ムラ論TOKYO』(集英社新書)。
清野由美(きよの ゆみ)
1960年生まれ。ジャーナリスト。
慶應義塾大学大学院SDM(システムデザイン・マネジメント)研究科修士課程修了。英ケンブリッジ大学客員研究員。
著書に『住む場所を選べば、生き方が変わる』など。
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