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《世界制覇を公約に掲げて生徒会長に当選した俺の妹が「生徒会長」を「カリフ」に改称した。俺の妹がカリフなわけがない!男性であることは、カリフ有資格者の10条件の一つだ!》
超グローバルエリート親子が牛耳るカースト制高校を舞台に、カリフ制再興を唱える天馬愛紗とその双子の兄・垂葉、剣術の達人衣織、理事長の御曹司の無碍、萌え心くすぐる美少女メク、謎の米国エージェント・ナオミなど、一筋縄ではいかないキャラクターたちが繰り広げる、夢と冒険の胸キュン学園ドラマ。はたしてカリフは東方の地・日本に現れるのか?
『13歳からの世界征服』で悩める若者たちへのメッセージを発信した著者が、人類を領域国民国家の牢獄から解放するカリフ制の再興を説くべく書いた、前代未聞のカリフ・ライトノベル。天川まなるによる、イスラーム豆知識マンガも収録。
日本人の女子高生がカリフになってもちっとも変じゃない。いや、ちょっとは変かもしれないけれど、世の中は、ちょっと変なぐらいが面白いだろう。
預言者ムハンマドもおっしゃっている。「イスラームは変なものとして始まり、やがてまた変なものになる。変なものたちに幸あれ」
「変な女子高生のカリフが現れることこそ、末法の現代の徴じゃないか。女子高生カリフに幸あれ!
というわけで、日本人の女子高生だってカリフになれる。女子高生がカリフにならずして、何が自由だ、何が無限の可能性だ、何が夢だ!
いや、別にいきなりカリフになれって言ってるんじゃない。カリフになろう、って考えることで、自分たちの思い込みから自由になること、それが第一歩だ。
カリフになれない、って日本人の女子高生が思うのは、ただカリフについて知らないからじゃない。カリフについての間違った思い込みのせいであり、それは実はカリフだけじゃなくて、イスラームについての間違った思い込みがあるからだ。イスラームについて間違った思い込みをしているのは、本当は、イスラームだけでなく、宗教や、法律にそれ自体について思い違いをしているからだ。私たちは、カリフについて知らないだけじゃなく、神道についても、天皇制についても、日本の法律についても本当は何も分かっちゃいないんだ。そして私たちが自分自身について分かっていないことに気づけば、イスラーム教徒たちだってイスラームについて分かっていないだろうということにも気づくことができる。」(解説より)
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