取り寄せ不可
◆第一句集
水仙や沖に一舟動かざる
氏の愛する房総の原風景と言ってもよい。余計なことは言わず風格がある。どことなく氏の俤も浮かんできて私の好む句の一つである。
(序・村上喜代子)
◆自選十二句より
息災は天の恵みよ明の春
一筋の道を愚直に去年今年
草の芽やこの日本の底力
ひたすらに逃水追ひて晩年へ
活火山多き国なり亀鳴けり
力士には口髭のなし春の風
濁世いま太き声出せ蟇
秋澄むや林火師系といふ絆
大川の千波万波に秋の色
マスクして専守防衛なる構へ
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。