特集:精神医療改革運動・精神障害者当事者運動のバトンをつなぐ
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◆身体・知的障害者の解放運動がかなりの成果を勝ち取ってきたのに比べ、精神医療にまつわる問題領域ははるかに未開拓のまま残され、この社会における精神障害者の権利は未明の抑圧のうちにある。精神医療改革運動の後継者がいないことを嘆いている一方で、苦しみながらも関わり続けている支援者や当事者の人たちはいる。
◆身体・知的障害者の運動にかかわってきた人たちが、次へのバトンを苦悩しながらも意識的に模索しているのを私たちは知っている。同じように、バトンをつないでいくために、精神医療従事者は何をどう考えなければならないか。
◆かつての運動は、医師を中心とする精神医療従事者が主導してきた。その経験が、同じ精神医療従事者であっても現在の若手には通じない。語り合うためには、新しい言葉が必要だ。他の障害分野からも含めて、新しい価値やパラダイムを提案している実践を視野にいれ、来たるべき次世代につなぐべきバトンの形を論議する。
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