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「臨床」の語は,近年安易に流布されている嫌いがある。著者は,それを再定位し,客観的認識よりも価値・目的,問題への処方の視点,が組み込まれた学問手法ととらえる。著者の年来の解釈法社会学の手法をさらに深化させ,〈法〉の語りの抑圧性を批判的に検証しつつ「臨床」をとらえ直し,「法臨床学」へと舵を切る。
【シリーズ概要】
法臨床学への転回 全3巻 和田仁孝 著
第1巻 法の権力とナラティヴ *2020年7月発刊予定!
第2巻 紛争過程とADR *2020年冬 発刊予定!
第3巻 過程としての裁判と弁護士 *2021年春 発刊予定!
【第1巻の主な目次】
●第1部 臨床知としての解釈法社会学
第1章 臨床知としての法社会学――解釈法社会学と実践
第2章 法実践と法社会学――法実務概念の再構築
第3章 言説的秩序と法
第4章 モダン法思考の限界と法の再文脈化――相対主義と共同体主義を超えて
●第2部 法の主体・言説・権力
第5章 「個人化」と法システムのゆらぎ
第6章 法と感情
第7章 微分化されたアイデンティティと共同性――「個」と「共同性」をめぐるポリティクス
第8章 対話的私的自治の可能性へ向けて――私的自治概念の再構築と展望
第9章 「認知された共同体」と紛争の意味――交通事故紛争処理実践の多元的意味構造
●第3部 ナラティヴと権力の相克
第10章 法廷における法言説と日常的言説の交錯――医療過誤をめぐる言説の構造とアレゴリー
第11章 紛争をめぐるナラティヴと権力性――司法へのナラティヴ・アプローチ
第12章 法と共約不可能性――「被害」のナラティヴと権力性をめぐって
第13章 日常的実践における法言説の脱構築――喫煙者の「被害者化」をめぐって
●第4部 技法論の領野
第14章 技法としての法
第15章 紛争解決の技法とは何か――ナラティヴに埋め込まれた知
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