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第二言語習得や習得支援についての理論、それに基づく教育企画と教材を形にし、新たな日本語教育の実践を提唱。日本語そのものの指導に関心が強い現状を見直し、学習者の自己表現を通して、人とつながり交わることをめざした教育実践へ。
■「はじめに」より
現在の日本語教育の大勢は相変わらず広い意味での日本語そのものへの関心がひじょうに強いです。そして、入門から中級くらいまでの日本語教育に目を向けると、さまざまな教授活動が実施されてはいますが、結局のところは、文型・文法事項や語彙や漢字などの習得がねらいとされているようです。(後略)
日本語教育は過去40年で著しく拡大しましたが、相変わらず優れた成果が見込めない古いパラダイムにしがみついています。そして、そのようなパラダイムを乗り超えて、「このような教育を企画して、このような教材を制作して、このような教育を実践すれば、優れた教育成果を上げることができる」という新たな見通しを描いて共有することが今でもできていません。本書では、そうした古いパラダイムを乗り超えて新しい日本語教育実践を創造するための入門から中級までの構想とそれに関連して日本語の習得と習得支援の理論と原理について考えたいと思います。
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