DASPA吉良大介

小学館文庫

DASPA吉良大介

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出版社
小学館
著者名
榎本憲男
価格
902円(本体820円+税)
発行年月
2020年7月
判型
文庫
ISBN
9784094067934

警察キャリア官僚が国家の危機に立ち向かう

DASPA(ダスパ)――国家防衛安全保障会議。テロをはじめ国家の非常事態に的確に対応するため、内閣府に設置された各省庁からの選抜精鋭チーム。
吉良大介――警察庁警備局出身、要となるインテリジェンス班サブチェアマンに抜擢されたキャリア官僚。「日本をバージョンアップする」が口癖の長身イケメンのこの男、仕事はできるが女性に弱い。
DASPAのスタートを目前に控えた日、中目黒のマンションでひとりの白人男性が毒殺された。その目的は? 背後で蠢くものとは? 人気シリーズ『巡査長 真行寺弘道』とリンクする著者渾身の書き下ろし痛快エンターテインメント小説。



【編集担当からのおすすめ情報】
一度読んだら、とまらない! 話題作『エアー2.0』の著者が贈る最新書き下ろし小説。人気シリーズ「巡査長 真行寺弘道」と同時進行するもうひとつの物語がスタートします。

新シリーズ『DASPA 吉良大介』の第一作をお届けいたします。本作の主人公である吉良大介という名前に覚えのある読者もおられるかもしれません。『巡査長 真行寺弘道』シリーズの第一話で登場し、その後も折に触れて口に上っていた人物が主人公として難事件に向き合います。
真行寺が組織の束縛を嫌って気ままに振る舞うために、昇進試験を受けず、個人的な快楽の中に生きがいを見出そうとする(なかなかそうもいかないのでありますが)のに対し、吉良は積極的に組織に働きかけ、大きな仕事の中に人生の意味を求めるという対照的な人物です。しかし、両者ともに、’人間であることとは’という大きな問題意識を持ちながら、悪戦苦闘するという点では共通しているのかもしれません。
本作品で僕の小説と出会った方は是非「別の話」である『巡査長 真行寺弘道』もお手にとっていただければと存じます。真行寺シリーズの読者で、たまたまこの「あとがき」を先にパラパラとめくっておられる読者のかたは、なおいっそう本作品を楽しんでいただけることをお約束いたします。
(著者「あとがき」より)

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