純白の死

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出版社
小学館
著者名
青木主水
価格
748円(本体680円+税)
発行年月
2020年7月
判型
文庫
ISBN
9784094067859

人情と道理で悪を裁いて、弱き者を救う!

上司である公儀目付の影山平太郎から、
「小普請組前川左近の新番組頭への登用が内定した。ついては行状を調べよ」
との命を受けた、徒目付の望月丈ノ介。
さっそく相棒の福原伊織へ報告するため、組屋敷へ向かった。
二人一組で役目を遂行するのが徒目付なのだ。
正義感に溢れ、剣術をよく遣う丈ノ介と、かたや身体が弱いが、推理と洞察の力は天下一品の伊織。
まずは聞き込みをはじめた丈ノ介は、左近が文武両道の武士と知るも、双子の弟で、勘当された右近の存在を知る。
が、近隣に住む誰もが、右近について話が及ぶと口をつぐんでしまう――。
兄の左近から口封じされているのか?
勘当された事情が手に入らず、まったく探索が進まない丈ノ介は、状況を打開しようと思い切って、左近が師範代をしているという東軍流の剣術道場へ乗り込んだ。
手合わせしてみれば、おおよその人柄がわかるだろうと踏んだのだ。
事は、丈ノ介の思惑通りに運んだのだが……。
最後に大どんでん返しが待ち受ける、書き下ろし時代小説!


【編集担当からのおすすめ情報】
小学館時代小説文庫が自信をもって送り出す、本格派の新人デビュー作!

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