四国路・文学の旅

四国路・文学の旅

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出版社
文藝春秋企画出版部
著者名
落合貞夫
価格
1,650円(本体1,500円+税)
発行年月
2020年6月
判型
四六判
ISBN
9784160089778

四国の面積は岩手県の約1.2倍。4県の人口は静岡県と同じくらい。政治的、経済的にもとくに重要な地域とは言えないが、空海をはじめ、平賀源内、坂本竜馬、板垣泰助など重要な人物を輩出し、欠かせない役割を果たしてきたところと著者の落合貞夫さん。本作品は、作家、文学者なら、どこにもまけないという自負心の産物かもしれません。
歴史小説、大衆小説、SF、私小説、テレビドラマ、キリスト教文学、俳句と幅広い分野を網羅。
読んで納得。作品と作家理解への得難い補助線のかずかず…。四国の文学探訪に不可欠な案内書の誕生です。

【目次】
土佐路をゆく
第1章 井伏鱒二『ジョン万次郎漂流記』
第2章 司馬遼太郎『竜馬がゆく』
第3章 田宮虎彦『足摺岬』
第4章 紀貫之『土佐日記』
第5章 安岡章太郎『質屋の女房』
第6章 私小説に徹した上林暁

阿波路をゆく
第7章 日本人初のノーベル文学賞候補 賀川豊彦『死線を越えて』
第8章 寂庵の尼僧 瀬戸内寂聴
第9章 吉川英治『鳴門秘帖』
第10章 日本SFの父 海野十三
第11章 井上ひさし『腹鼓記』

伊予路をゆく
第12章 夏目漱石『坊っちゃん』
第13章 短歌、俳句の改革者 正岡子規
第14章 司馬遼太郎『坂の上の雲』
第15章 大江健三郎『飼育』
第16章 早坂暁『天下御免』

讃岐路をゆく
第17章 『太平記』巻三十七の白峯合戦
第18章 ホラー小説の古典 上田秋成『雨月物語』
第19章 『二十四の瞳』の壷井栄
第20章 『平家物語』巻十一の屋島合戦
第21章 文壇の大御所 菊池寛
第22章 高松が舞台となった世界文学 村上春樹『海辺のカフカ』

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