取り寄せ不可
「今、私はあの世から、この世に戻って来たところだ。そして、この世の景色を眺めているのだ。・・・知らない町を歩いていると、ふいに、そう思うことがある」
1990年、『眠そうな町』で木村伊兵衛賞を受賞した武田花さん。ある日、ふいに自分に飽きてしまいます。
「カラー写真をやってみよう」
始めてみたら、びっくり。
「この世に氾濫する色という色が、目に飛び込んでくる。モノクロ写真ばかり撮っていた私にとっては一大事。大作戦が始まったのだ」
銀色ロケットの遊具、妖しいネオン、舞い飛ぶ白い鳩の羽、きらきらと水を浴びるワニ。
そして、写真の風景から紡ぎだされる、ユーモアあふれる文章――
はじめて見る場所なのに、ちょっとだけ懐かしい。
ポップな色彩はじける、フォト&エッセイ集です。
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。