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『何にでもなれる!どこにでも行ける!』
独り立ちするお兄さんの姿を見て、くじらのマーヴィーは、自分は何になろうかと夢想します。
音楽の聞こえる海で歌手。賑やかな海でアイドル。混雑する海でおまわりさん…。
いろんな海を渡り歩くのもいいかも…。まだ見たことがない、様々な景色を見て回ったり…。
「おおきなうみ」は、永遠に広がる人生を、「ちいさなマーヴィー」は、そこにこれから踏み出していく子どもたちをあらわしています。
マーヴィーがこれからの自分像や広い海を想像するように、「挑戦すれば何にでもなることができるし、大きな世界が待っている」という
子どもたちの持つ無限の可能性をテーマとした絵本です。
マーヴィーが色々な未来像を思い描きながらも、まだ独り立ちできない姿は、読者である子どもたち自身に重なります。
また、子どもたちの可能性を示唆することで、我が子のこれからの成長が楽しみな親の共感まちがいなし!
著者のH@L(ハル)氏は、1976年 大阪生まれ。ディズニー版画フェア ディズニーのイラスト書き下ろし、日テレ『おしゃれイズム』のスタジオアートなどを担当。2008 第24回ニッサン 童話と絵本のグランプリ 絵本部門 大賞を受賞し、『モイモイのポッケ』(BL出版)で絵本デビュー。百貨店やギャラリー、カフェでライブペインティングを行うなど多岐にわたり活動中。前作『とらきちのいいところ』(フレーベル館)は、中国、韓国、台湾とアジア圏で人気を博し、中国の版元・東方出版社の2020年の出版目録の表紙を飾っています!
大きな海に漕ぎ出す小さな帆船のように、子どもの無限の可能性を描く物語を、親子一緒に楽しんでもらいたいと思います!
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