律令国家への道[飛鳥時代]
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講談社 学習まんが 日本の歴史 第2巻(全20巻)
監修者:遠藤 慶太(皇學館大学文学部教授)
漫画家:井上 正治 代表作:『マラソンマン』
日出づる処の天子、政治改革す。
隋に「蛮夷」とよばれた倭国の摂政・厩戸皇子は汚名返上のため国のかたちを整える。
<収録内容>
第7話 「蘇我氏の台頭」
大陸から仏教が伝来。その受け入れをめぐりヤマト政権の内部で対立がおこる。
第8話 「遣隋使」
推古天皇は、摂政の厩戸皇子の進言により、大陸の隋に使者を派遣する。
第9話 「乙巳の変」
中大兄皇子は中臣鎌足とともに、国政をわが物とする蘇我氏を討つ。
第10話 「白村江の戦い」
百済の求めに応じ、斉明天皇はみずから指揮をとり朝鮮半島に兵を送るのだが。
第11話 「壬申の乱」
天智天皇の後継をめぐり、朝廷内ではげしく対立。古代で最大の内乱がおこる。
第12話 「大宝律令」
天武天皇の遺志をついだ持統天皇は、藤原京に遷都。新しい律令を完成させる。
<監修者のことば>
飛鳥時代、この巻でたどる150年あまりは、
日本という古代国家が形をあらわしてくる時代です。
日本最初の女帝・推古天皇は、聖徳太子・蘇我馬子とともに政治をおこない、
遣隋使を送りました。
その後も、激動する東アジアの情勢に翻弄されながら、
天皇を中心とした国のありかたが模索されました。
いま歴史の舞台であった飛鳥を訪れてみると、
『日本書紀』が伝える事件の現場はおだやかな田園となり、
それがかえって想像をかきたててくれます。
いってみれば日本という国の青春時代にあたる飛鳥・藤原の150年、
白村江の外征や壬申の乱といった危機をのりこえて、
律令国家が姿をあらわすまでをたどります。
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