取り寄せ不可
ランチの約束のため父の仕事場にやってきたローレンは、
入れ違いに出てきた男性のひどく冷たい視線にたじろいだ。
彼は父の会社の経営者、ニコラス・ブラント。悪い予感がする。
部屋に駆け込んで問いただすと、やがて父は話しだした――
会社の金を使って投資に失敗し、それをニコラスに知られたと。
父を救いたい! もしも私の身を捧げて済むなら……。
藁にもすがる思いでニコラスを訪ね、しどろもどろに懇願すると、
彼はちょうどいいと言わんばかりにこう告げた。
「火曜にローマに発つ。今回、同伴者がほしいと思っていた」
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