応仁の乱以前の京都を描いた唯一の屏風、ここに復元――。
東京国立博物館所蔵「月次祭礼図?風模本」は、江戸時代に「月次祭礼図?風」を写したもので、その失われた原本は、室町時代中期のものであったと考えられている。応仁の乱以前の京都の風俗を描いた屏風は他になく、この模本は貴重な絵画資料となっているが、彩色は不完全であり、欠損もあるため、元の絵画がどのようであったかは不明な点が多かった。
愛知県立芸術大学を中心に、日本画、美術史、文献史学など多方面の専門家の協働により学際的に原資料の復元が試みられ、その過程でさまざまな新知見が得られた。
ベールに包まれた室町時代の京都に光をあてる画期的プロジェクトの成果を公開。
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