ジェンダーと身体

ジェンダーと身体

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出版社
小鳥遊書房
著者名
川本玲子
価格
2,970円(本体2,700円+税)
発行年月
2020年6月
判型
四六判
ISBN
9784909812346

身体、それは自由を賭けた戦いの場だ!

芸術、文学、映画、スポーツを通して
ジェンダーと身体をめぐる諸問題を読み解く

「本書の目的は、ジェンダーの諸問題とは、フェミニストと女性だけの懸案事項(ビジネス)ではなく、芸術、文学、スポーツ、その他のメディアやエンターテイメントを含む文字通りの各種商業(ビジネス)にも浸透しているという事実を示すことにある。ジェンダーに関する偏見や先入観は、性別や年齢、政治的信条に関わらず、誰もが何らかの形で日常的に触れ、無意識のうちに内面化し、消費している。」
(「 序―ジェンダー化された身体はどこへ向かうのか 」より)

【目次】
序―ジェンダー化された身体はどこへ向かうのか(川本 玲子)
  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Ⅰ 女性の身体――許される居場所とふるまい

第一章 19世紀ヨーロッパの音楽界における楽器と身体
     ――ピアニスト、クララ・シューマンの音楽活動を中心に(小岩 信治)

第二章 絵画が捉えた女性を取り巻く社会的変化
     ――エドガー・ドガとメアリー・カサットの作例から(小泉 順也)

第三章 「ポスト」新自由主義的ジェンダー再編
     ――『イン・ハー・シューズ』から『花子とアン』へ(早坂 静)

第四章 中国都市の「広場舞の女性たち」
     ――公共空間で踊ることの意味(南 裕子)

Ⅱ 男性の身体――期待されるパフォーマンス  

第五章 コミュ力時代の男たち
     ――障害、男性性、クリップ(河野 真太郎)

第六章 スポーツと「男性性の保護区」の変容(坂 なつこ)

第七章 フォード・マドックス・フォード『パレードの終わり』における男性性と身体(川本 玲子)

第八章 ラストベルトの生
     ――炭鉱と男性性の幻想(越智 博美)
         
Ⅲ 身体を超えて――想像力が切り開く可能性 

第九章 女形を通してみる江戸のジェンダー(柏崎 順子) 

第十章 共感と視線――ハナ・ギャズビー『ナネット』と未完の物語(川本 玲子)
 
第十一章 ケア労働と代理母出産の「ユートピア」(河野 真太郎)

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