熾火をむなうちにしずめ

熾火をむなうちにしずめ

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出版社
思潮社
著者名
斎藤恵子(詩人)
価格
2,750円(本体2,500円+税)
発行年月
2020年4月
判型
A5
ISBN
9784783736998

生きなければいけない
瀕死のひとの顔が
〇先のひとの影が
きれいな樹木になって/列をなしている  (「持衰」)

棘をそのままに
暗闇に黙して発光する炎―生まれ、死んでいった人たちから繋がれた「わたし」の生命の源初に灯る、消えない熱。
年月を経て独り内に屹立した、燃えあがる思い。熾火があれば生きていける―『夜を叩く人』から5年、更に鋭利な眼差しで深淵を見つめる新詩集。装幀=小川恵子、カバー作品=樋口達也

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